百人一首

005.猿丸大夫

奥山にもみぢ踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき
百人一首

004.山部赤人

田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪はふりつつ
百人一首

003.柿本人麻呂

あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む
百人一首

002.持統天皇

春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山
百人一首

001.天智天皇

秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ
平家物語

一〇一〇妓王 その四

未だ死期も来たらぬ親に身を投げさせん事は五逆罪にぞあらんずらん この世は仮の宿りなり 恥ぢても恥ぢても何ならず ただ長き世の闇こそ心憂けれ今生でこそあらめ後生でだに悪道へ赴かんずる事の悲しさよ とさめざめと掻き口説ければ妓王 げにもさやう...
平家物語

一〇一〇妓王 その三

母刀自これを聞くに悲しくていかなるべしとも覚えず泣く泣く教訓しけるは いかに妓王御前など御返事をば申さぬぞかやうに叱られ参らせんよりはと云へば妓王涙を押さへて 参らんと思ふ道ならばこそやがて参るとも申さめ 参らざらんもの故に何と御返事を申...
平家物語

一〇一〇妓王 その二

君を初めて見る折は千代も経ぬべし姫小松御前の池なる亀岡に鶴こそ群れ居て遊ぶめれと押し返し押し返し三遍歌ひ澄ましけれ 見聞の人々皆耳目を驚かす 入道も面白げに思ひ給ひて 和御前は今様は上手でありけりこの定では舞も定めてよかるらん 一番見ばや...
平家物語

一〇一〇妓王 その一

入道は相国一天四海を掌の内に握り給ひし上は世の謗りをも憚らず人の嘲りをも返り見ず不思議の事をのみし給へりたとへばその比都に聞えたる白拍子の上手妓王妓女とておとといあり 刀自といふ白拍子の娘なり 然るに姉の妓王をば入道相国寵愛せられけりこれ...
平家物語

九九春宮立

さるほどにその年は諒闇なりければ御禊大嘗会も行はれず建春門院その時は未だ東御方と申しけるその御腹に一院の宮ましましけるを太子に立て参らさせ給ふべしと聞えしほどに同じき十二月二十四日俄に親王の宣旨蒙らせ給ふ明くれば改元ありて仁安と号す 同じ...
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